2012.03.15 Thursday
2色データ作製法
イラストレーター友達から「2色データの作り方もういっぺんおしえてv」と連絡が来たので、
言うよりここに載せた方が分かりやすいかもしれんので、自分なりの方法を記載しておきます。
なんか途中から説明がめんどくさくなって統一感が無くなりました。すみません。
Photoshopでの2色データの制作法
・Photoshopの操作法がある程度分かる中級者向けです
・4色印刷の基本が分かってると理解しやすいです
・あくまで鮭夫個人のやり方です
・使用アプリはPhotoshopCS2です(ちょっと古い!)
★4色画像データをMK(マゼンダ、ブラック版)2色に
★4色画像データをCK(シアン、ブラック版)2色に
★1色画像データを2色に
***************************
★4色画像データをMK2色に
この4色画像を変換していきます。
RGB画像の場合、一度「イメージ」メニューから「モード」>「CMYKカラー」で
カラーモードをCMYKに変換して下さい。
念のため、元画像のバックアップを取るか、「イメージ」メニューから「複製...」で別画像を用意してから作業する事をお勧めします。
1■調整レイヤーを作成
「レイヤー」メニューから「新規調整レイヤー」>「チャンネルミキサー」を選択
なんかダイアログが出てきますがそのまま「OK」で。
調整レイヤーができて、こういうスライダが出てきます
チャンネルミキサーとは、CMYKやRGBなどのそれぞれの色味を別の色味に割り振ることのできるものです。
…とか言われても、ハッキリ言って最初は何の事だかさっぱり分かりませんでした。
2■C,Y版の色を消す
「出力先チャンネル」>「シアン」の「ソースチャンネル」>「シアン」の値を0に
「出力先チャンネル」>「イエロー」の「ソースチャンネル」>「イエロー」の値を0に
これでC,Y版の色(シアンとイエロー)が消えて、M,Kの2色の画像になりました。
色を消した訳だから当然色がスカスカなので、元々青味や黄味が入っていた所に、黒と赤(紅)の色を足してやります。
3■M,K版に色を足す
「出力先チャンネル」>「マゼンダ」の「ソースチャンネル」>「イエロー」の値を20%(仮)に
元々黄色かった部分に赤(紅)を足すイメージです。数値は参考です。任意で調整して下さい。
他のソースチャンネルをいじっても構いません。
「出力先チャンネル」>「ブラック」の「ソースチャンネル」>「シアン」の値を80%(仮)に
元々青かった部分に黒を足すイメージです。数値は参考です。任意で調整して下さい。
他のソースチャンネルをいじっても構いません。
ちょっと画面に締まりがなかったので「ソースチャンネル」マゼンダの数値を少し足しました。
が、濁るので「ソースチャンネル」イエローの数値をマイナスにした方が良いかも。
…といった具合に、出力先チャンネル「マゼンダ」「ブラック」はお好みで調整して下さい。
今回出した数値(仮)はあくまでこの画像での数値ですから。
出力先チャンネル「シアン」「イエロー」はこれ以上はいじらないように。
画面では分かりにくいので一度プリントアウトして確認しましょう。
上手くいかなかったら、もう一個調整レイヤーを作って、(さっき作ったレイヤーは非表示に)違うアプローチで色味を変えてみてもいいかもしれません。
調整レイヤーを作るのは簡単にやり直しが効くからですが、レイヤー作らなくても直接「色調補正」>チャンネルミキサーでも色変換は同じようにできます。
4■画像を統合し、保存する
「レイヤー」メニューから「画像の統合」を選択
以上で、MKの2色データが完成です。
***************************
★4色画像データをCK2色に
基本的にやり方はMKの時と同じです。
1■調整レイヤーを作成
「レイヤー」メニューから「新規調整レイヤー」>「チャンネルミキサー」を選択
2■M,Y版の色を消す
「出力先チャンネル」>「マゼンダ」の「ソースチャンネル」>「マゼンダ」の値を0に
「出力先チャンネル」>「イエロー」の「ソースチャンネル」>「イエロー」の値を0に
3■C,K版に色を足す
「出力先チャンネル」>「シアン」の「ソースチャンネル」の値を調整
「出力先チャンネル」>「イエロー」の「ソースチャンネル」の値を調整
数値は参考です。任意で調整して下さい。
MK2色よりも、ここはどの色をどの色に割り振るか、これだ!という仕上がりが見つけにくいです。
この参考画像もかなりいい加減です。虹を完全にグレーのグラデにしたいけどチャンネルミキサーだけでは無理です。選択範囲(色域指定)や他の色調補正メニュー(色の置き換えなど)を使って調整して下さい。
4■画像を統合し、保存する
「レイヤー」メニューから「画像の統合」を選択
以上で、(最後ははしょりましたが)CKの2色データが完成です。
***************************
★1色画像データを2色に
ここではグレースケールの画像をMK2色にする方法を説明します。
1■4色に変換
「イメージ」メニューから「モード」>「CMYKカラー」でカラーモードをCMYKに変換
2■調整レイヤーを作成
「レイヤー」メニューから「新規調整レイヤー」>「チャンネルミキサー」を選択
3■C,Y版の色を消す
「出力先チャンネル」>「シアン」の「ソースチャンネル」>「シアン」の値を0に
「出力先チャンネル」>「イエロー」の「ソースチャンネル」>「イエロー」の値を0に
4■M,K版に色を足す
「出力先チャンネル」>「マゼンダ」の「ソースチャンネル」の値を調整
数値は参考です。任意で調整して下さい。
「出力先チャンネル」>「ブラック」の「ソースチャンネル」の値を調整
数値は参考です。任意で調整して下さい。
5■画像を統合し、保存する
「レイヤー」メニューから「画像の統合」を選択
以上で、MKの2色データが完成です。
***************************
他にも
★CM(青赤)2色に変換
★最初から2色で塗る
などの方法もありますが、今回は割愛いたします。
CM2色は簡単に言うと、
・チャンネルミキサーで「出力先チャンネル」の「イエロー」と「ブラック」の「ソースチャンネル」をそれぞれ全部0にして
・「出力先チャンネル」の「シアン」と「マゼンダ」の「ソースチャンネル」を調整します。
CMYK版が分からないとチンプンカンプンな内容だと思いますし、ざっと急いで書いたのでおかしい所もあるかもしれませんが、ご容赦を!
というより、まちがってる所や、もっとうまいやり方などがあったら突っ込んで下さると幸いです。
いや、そこをなんとか!
言うよりここに載せた方が分かりやすいかもしれんので、自分なりの方法を記載しておきます。
なんか途中から説明がめんどくさくなって統一感が無くなりました。すみません。
Photoshopでの2色データの制作法
・Photoshopの操作法がある程度分かる中級者向けです
・4色印刷の基本が分かってると理解しやすいです
・あくまで鮭夫個人のやり方です
・使用アプリはPhotoshopCS2です(ちょっと古い!)
★4色画像データをMK(マゼンダ、ブラック版)2色に
★4色画像データをCK(シアン、ブラック版)2色に
★1色画像データを2色に
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★4色画像データをMK2色に
この4色画像を変換していきます。
RGB画像の場合、一度「イメージ」メニューから「モード」>「CMYKカラー」で
カラーモードをCMYKに変換して下さい。
念のため、元画像のバックアップを取るか、「イメージ」メニューから「複製...」で別画像を用意してから作業する事をお勧めします。
1■調整レイヤーを作成
「レイヤー」メニューから「新規調整レイヤー」>「チャンネルミキサー」を選択
なんかダイアログが出てきますがそのまま「OK」で。
調整レイヤーができて、こういうスライダが出てきます
チャンネルミキサーとは、CMYKやRGBなどのそれぞれの色味を別の色味に割り振ることのできるものです。
…とか言われても、ハッキリ言って最初は何の事だかさっぱり分かりませんでした。
2■C,Y版の色を消す
「出力先チャンネル」>「シアン」の「ソースチャンネル」>「シアン」の値を0に
「出力先チャンネル」>「イエロー」の「ソースチャンネル」>「イエロー」の値を0に
これでC,Y版の色(シアンとイエロー)が消えて、M,Kの2色の画像になりました。
色を消した訳だから当然色がスカスカなので、元々青味や黄味が入っていた所に、黒と赤(紅)の色を足してやります。
3■M,K版に色を足す
「出力先チャンネル」>「マゼンダ」の「ソースチャンネル」>「イエロー」の値を20%(仮)に
元々黄色かった部分に赤(紅)を足すイメージです。数値は参考です。任意で調整して下さい。
他のソースチャンネルをいじっても構いません。
「出力先チャンネル」>「ブラック」の「ソースチャンネル」>「シアン」の値を80%(仮)に
元々青かった部分に黒を足すイメージです。数値は参考です。任意で調整して下さい。
他のソースチャンネルをいじっても構いません。
ちょっと画面に締まりがなかったので「ソースチャンネル」マゼンダの数値を少し足しました。
が、濁るので「ソースチャンネル」イエローの数値をマイナスにした方が良いかも。
…といった具合に、出力先チャンネル「マゼンダ」「ブラック」はお好みで調整して下さい。
今回出した数値(仮)はあくまでこの画像での数値ですから。
出力先チャンネル「シアン」「イエロー」はこれ以上はいじらないように。
画面では分かりにくいので一度プリントアウトして確認しましょう。
上手くいかなかったら、もう一個調整レイヤーを作って、(さっき作ったレイヤーは非表示に)違うアプローチで色味を変えてみてもいいかもしれません。
調整レイヤーを作るのは簡単にやり直しが効くからですが、レイヤー作らなくても直接「色調補正」>チャンネルミキサーでも色変換は同じようにできます。
4■画像を統合し、保存する
「レイヤー」メニューから「画像の統合」を選択
以上で、MKの2色データが完成です。
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★4色画像データをCK2色に
基本的にやり方はMKの時と同じです。
1■調整レイヤーを作成
「レイヤー」メニューから「新規調整レイヤー」>「チャンネルミキサー」を選択
2■M,Y版の色を消す
「出力先チャンネル」>「マゼンダ」の「ソースチャンネル」>「マゼンダ」の値を0に
「出力先チャンネル」>「イエロー」の「ソースチャンネル」>「イエロー」の値を0に
3■C,K版に色を足す
「出力先チャンネル」>「シアン」の「ソースチャンネル」の値を調整
「出力先チャンネル」>「イエロー」の「ソースチャンネル」の値を調整
数値は参考です。任意で調整して下さい。
MK2色よりも、ここはどの色をどの色に割り振るか、これだ!という仕上がりが見つけにくいです。
この参考画像もかなりいい加減です。虹を完全にグレーのグラデにしたいけどチャンネルミキサーだけでは無理です。選択範囲(色域指定)や他の色調補正メニュー(色の置き換えなど)を使って調整して下さい。
4■画像を統合し、保存する
「レイヤー」メニューから「画像の統合」を選択
以上で、(最後ははしょりましたが)CKの2色データが完成です。
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★1色画像データを2色に
ここではグレースケールの画像をMK2色にする方法を説明します。
1■4色に変換
「イメージ」メニューから「モード」>「CMYKカラー」でカラーモードをCMYKに変換
2■調整レイヤーを作成
「レイヤー」メニューから「新規調整レイヤー」>「チャンネルミキサー」を選択
3■C,Y版の色を消す
「出力先チャンネル」>「シアン」の「ソースチャンネル」>「シアン」の値を0に
「出力先チャンネル」>「イエロー」の「ソースチャンネル」>「イエロー」の値を0に
4■M,K版に色を足す
「出力先チャンネル」>「マゼンダ」の「ソースチャンネル」の値を調整
数値は参考です。任意で調整して下さい。
「出力先チャンネル」>「ブラック」の「ソースチャンネル」の値を調整
数値は参考です。任意で調整して下さい。
5■画像を統合し、保存する
「レイヤー」メニューから「画像の統合」を選択
以上で、MKの2色データが完成です。
***************************
他にも
★CM(青赤)2色に変換
★最初から2色で塗る
などの方法もありますが、今回は割愛いたします。
CM2色は簡単に言うと、
・チャンネルミキサーで「出力先チャンネル」の「イエロー」と「ブラック」の「ソースチャンネル」をそれぞれ全部0にして
・「出力先チャンネル」の「シアン」と「マゼンダ」の「ソースチャンネル」を調整します。
CMYK版が分からないとチンプンカンプンな内容だと思いますし、ざっと急いで書いたのでおかしい所もあるかもしれませんが、ご容赦を!
というより、まちがってる所や、もっとうまいやり方などがあったら突っ込んで下さると幸いです。
いや、そこをなんとか!